「誤作動する脳」シリーズ ケアを開く

装画、章扉の絵などを描きました。認知症の中でアルツハイマーの次に多いと言われるレビー小体型認知症。その当事者が語る、誤作動した脳が作り出す、不思議な世界。リアルな幻視は、まるでSF映画のようですが、当事者にはあくまでリアルで日常なのだという困難さが伝わります。そして不調を持ちながらも、冷静にご自分の症状を伝えています。
樋口直美/著
BD : 加藤愛子(オフィスキントン)
PB : 医学書院

ほんのり透ける表紙をめくると街の風景が現れます。

「センス・オブ・シェイム 恥の感覚」

Sense of shame 文藝春秋社

装幀画を担当しました。
酒井順子/著
BD:大久保明子
PB : 文藝春秋 
2019年8月5日発行

世間の目を気にしながら生きてきた日本人。
しかし「何を恥ずかしいと思うか」には人によってこんなに差が。
モヤモヤ解消エッセイ!(紹介文より) 

「日の名残り」

日の名残り

装幀画を担当しました。 
カズオイシグロ/著
BD:坂川英治 + 鳴田小夜子 (坂川事務所)
PB:早川書房
2019年1月15日発売

<ノーベル文学賞受賞>
カズオ・イシグロの代表作が
装いも新たに登場
失われて行く伝統的英国を描く
英国最高の文学賞ブッカー賞受賞作
(帯文より)
早川epi文庫

「ゆっくり たっぷり パリ暮らし」

ゆっくりたっぷりパリ暮らし

装幀画を担当しました。 
松本百合子/著
PB:KADOKAWA
BD:アルビレオ 西村真紀子
2019年1月25日発売

40歳にして一大決心、パリで一人暮らしを始めてみるも
旅するのとは大違い!犬のフンと格闘し続ける街、大のおとなでも
プティと呼び合い、誰でも濃厚なビズをほっぺたに。パーティは
もちろん電化製品まで騒々しいし、コンビニはなくて当然。
でもユーモアは真剣勝負、何事もゆっくりたっぷり人生を愉しむ
フランス人はやっぱりチャーミング!悪戦苦闘、一喜一憂の15年を綴る
エッセイ。「それでも暮らし続けたいパリ」を改題。

「ミッテランの帽子」

ミッテランの帽子

装幀画を担当しました。
新潮クレスト・ブックス  
アントワーヌ・ローラン/著
吉田洋之/訳
BD:新潮社装幀室(望月玲子)

舞台は1980年代パリ。時の大統領ミッテランがブラッスリーに
置き忘れた帽子は、持ち主が代わるたび、彼らの人生に思いがけない新たな展開を
もたらしてゆく。うだつの上がらない会計士、望まない不倫を断ち切れない女、
スランプ中の天才調香師、名家で資産を保全するブルジョワ男・・・・。
携帯電話もインターネットもなく、フランスがもっとも輝いていた時代の、大人のための幸福な物語。
(同書籍紹介文より

「野の花あったか話」

野の花あったか話 岩波書店

装幀画、章扉の挿し絵を担当しました。
徳永進/著
PB:岩波書店
BD:後藤葉子
タイトル書き文字は著者の徳永進さんによるものです。鳥取市内でホスピスケアを行う
診療所「野の花診療所」を開設し患者さんと寄り添い、老い、病い、死をめぐる場面に
接してこられた臨床医 徳永進先生の臨床の場面で見た、聴いた、人の生きるたたずまいや
言葉を中心に書かれたエッセイです。(編集者からのメッセージ抜粋) 

「子を看るとき、看取るとき」

子を看るとき、看取るとき 岩波書店

装幀画の仕事をしました。
山崎光祥 /著
PB : 岩波書店
BD : 後藤葉子

著者の山崎さんが待望のお子さん出産の時ショッキングな体験をされることから始まります。一命はとりとめたものの意識と自発呼吸ができない状態で生きるお子さんをみつめ、介護する日々。新聞記者でもある著者が小児医療の現場を語ります。

残念ながらお子さん、愛美ちゃんは1歳半で旅立ってしまいます。
女の子らしく優しく可愛い色合いで、愛美ちゃんとご家族、関わる方達の気持ちの安らぐ装幀画を
とデザイナーの後藤さんとご相談しながら描きました。

「ベトナム姐ちゃん」

ベトナム姐ちゃん 新潮社

新潮文庫100年記念刊行 日本文学100年の名作第6弾1964-1973 ベトナム姐ちゃん
装丁画を担当しました。
池内紀/編 川本三郎/編 松田哲夫/編
PB:新潮社 
BD:新潮社装幀部 

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